久し振りの投稿なのだった。
ここ数ヶ月、家族の看護で地元を離れていた。
末期がんで、この数ヶ月のうちに急に弱ってしまった。
予想できたことながら、隣りに座って弱ってく姿を見ていると、無力感で頭がおかしくなりそうだった。
しかし今までの恩を思うと傍にいて、できることをしてあげたい気持ちがあった。
大腸がんで足もすでに力が入らず、それでも腰が痛むのだろう、鎮痛剤のパッチが切れる前夜にはつらそうに腰に手をやっていた。
腰を揉んであげると涙を流していた。
私も泣きそうだった。
そんな生活が続きはや3ヶ月、一時的に地元に戻ったので、描きためてた落描きを投下しつつ生存報告としたい。
好きな絵を描くことで、なんとか精神のバランスを保っていたように思う。
また学校の卒業は諦めることに決め、原稿は大幅に遅れてしまっている。
楽しみにしていた人、薄い本は完成させることは諦めないのでご容赦願いたい。
以前描いた絵を手直ししたり……
薄い色がついたコピー用紙は、ハイライトを入れるのに便利なのだった。
こちらも直す前は、どっちの足が手前かわからなかった。
こちらは線を減らして描き直した。あと表情も……
パースと人物がなじんでなかった。
具体的にどこを改善したか思い出せないけれど、全体的に色々しっくり来てなかったのは覚えてる。
あんまり陰影を入れるのは好きじゃなかったり。
アナログでトーンを入れるメリットも、こだわりを捨ててしまえばほとんど無いし。
ジュニアアイドルのDVDをもとに描いた。
動きの観察もかねて。
写真なんかを見て描くときは、できるだけ線を減らしたい気持ちがある。
単純にしたほうが、見ないで描くときに思い出したり、手に覚えさせやすいから。
このタイプの服の場合、最低ここにこんな線があればそれっぽく見える、とか。
足はみんな案外見てないのでは?
(ステータスとか性格を判断する要素は除いて)
私も正直よく観察してなかったので、この期に重点的に描いてみた。
色の違いや明暗は、線の太さで整理してる。
細い線は間隔を詰めすぎないのが、明暗をはっきりさせるポイントだったり。
じっさいの原稿でも、ミリペンの太さで描き分けられるので、こういうスタイルで描いてる。
来世はバランスボールになりたいっ……と思ったけれど、すごいピザなご婦人に敷かれ破裂死する未来を思い、手のひらを返したのだった。
この角度は、想像で描くのが難しい。原稿での需要はともかく。
ちなみに私はコマ割りに困ったら、とりあえず脚を見せる角度で描いたり、間を持たすために脚を描いてごまかしたり、特に意味がなくても足を描いたりしています。
今更ながらみんな同じ髪型だなって……
横になってるポーズは難しいので、こちらもたくさん練習した記憶があるのだった。
それなりに元気に生きていますので、それではまたいつか