厭世庭園

As good as it gets

練習2021/2/19

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モデルの写真を見たとき、これは明らかに難しいやつだなぁ、と思ったのですが、頑張りました。

 

いつも絵を描くとき、デフォルメの都合もあるので頭部を基準に描いてたのですが、この方法に限界を感じています。

やはり決められた枠の中に描くとき、頭から、というのは不都合な場合が多いのです。

しかし、体と頭部のアタリを取ってから描き込みだすと、顔のパーツの配置がおかしくなり、それに合わせて体を描きなおす、みたいな欠点も露見されておりまして……

 

マンガの場合、頭部に合わせて体を描きなおすとコマ全体のバランスがおかしくなり、それに連鎖してページ全体が不調和をきたすことも散見されました。

 

なのでここ数日は顔のパーツも含め、簡易的な測定法を用いて、描き込む前にしっかりした配置をとれるように……という意図で練習を重ねていたのでした。

成果は徐々に出ていると思います。

絵は正確であれば良いというわけではないのでしょうが、正確に描き続けたフィードバックの先に、自由に描ける境地があると思うので、地道に頑張っていきたいところです。

 

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おまけ、描き込み前

どこが歪んでるか確かめる方法は色々あるけど、今の所スキャンして比べてみるのが一番はっきり見えて重宝してます。

 

個人的に難しいのは、レオタードの場合、臀部と大腿のつながるところで、この部分の衣服の曲線がどうもツルンとしてしまうことですね……

ここをしくじると、人間の体っぽく見えなくなります。

あと、股間の布地なのですが、立体感を出すために描き込みを増やしすぎると無駄に目を引きいやらしい感じになってしまう一方で、まったく描き込まないというのも不自然であり……

最小で効果的な数本の線が求められるのが実にシビアなのでした。

 

それではまたいつか