厭世庭園

As good as it gets

日記 2022/6/16

今日は無事京都の友人に会えたのだった。
今から兵庫を抜け、鳥取のどこかで休むと思う。
ただ、完全に休む前でないと一日を振り返る気力が起きず、多分その頃には日付けが変わりかけている。

そこでとりあえず記事だけ投げて生存報告し、中身は休む前に更新しようという魂胆。

それではまたいつか…


…というわけで、以降が追記分なのだった。

ところで兵庫から鳥取に至る間に、朝は道の駅で迎えたい…だけどこの辺りの詳細な地図が手元にない、ということでナビにしたがって運転したのだけど、途中に地元の人なら絶対通らないような超絶に入り組んだカーブまみれの山道を通ることになってしまった…
普段なら紙の地図を参照して道を決めていくのだけれど…ナビは便利だがやっぱりこういう欠点がある。

24:00ごろだったっけ…その山道は霧が降りてハイビームでも充分に視界が見通せない状況だった。
幽霊とかは信じてないけれど、深夜霧深く曲がりくねった山道に一人という状況に背筋が寒くなってくるものがあり、流してる洋楽の音量を2段上げて、早く終われと念じながら前に進んだのを覚えている。

時折窓やフロントガラスの右上部に何かが白く反射してみえて、こういう時にはそれが能面の顔に一瞬映ったりして不気味なのだ。

これは何人か連れ帰っちゃったかもなあ…なんて想像が頭をよぎったりもした。
うっかり立ち木の間に目をやれば、人がぶら下がっていても違和感のない雰囲気だ。
そういえば途中、片方の靴が道の脇に落ちてたっけ…
その上を見上げる余裕なんてなかったけれどもさ。

そんなオカルトな印象が強すぎて、より現実的な危険性…鹿などの動物に衝突するかも、というのが頭のどこかに行ってしまってたと今思う。

ようやく幽霊山道(今命名)を抜け、やや直線気味の参道に移りしばらくした時、小柄な鹿がこちらに向かって道路の先から走ってきたのだ。
飛ばしてなくて良かった…
危うく鹿肉をこしらえるところだった。

さて、ここまで長々と書いてきて何が言いたいかと言うと、そういう出来事で余計に疲労してしまい、鳥取は道の駅にたどり着いて休む前に、この記事を更新する余裕がなかったと言うことでござる。

もとより気にしている人など絶無なのではとも思うし、そもそも約束に対する信頼も0だろうと思われるのだけれど、この時間の更新をお詫び申し上げたい。

この更新が朝9時前で、もうすぐ道の駅の物販所が開く。
また道の駅巡りの旅が始まるということで、昨日の記録を残す時間がなくなってしまった。
また午後6時頃にこの記事を更新したい次第…

それではまたいつか…


…と言うわけでこの記事も最後の追記なのだった。
また更新が遅れてしまって申し訳ない。
私の代わりにシャトーブリアン殿が切腹して詫びるので…

京都には1:30ごろ到着して、前回の旅行で停まらせてもらったガレリア亀岡を再び訪れた。
なんと道の駅なのに結婚式も挙げられるというひじょーに立派な建物だ。
キャンプカーや県外ナンバーの車も多い。
最初はまたここで夜を明かそうと思っていた。

しかし、この暑さで汗臭く感じさせてしまったら申し訳ないと思い直し、温泉施設のある道の駅がないか探した。 
ひとっ風呂浴びてリフレッシュしつつ、清潔な状態で友だちと待ち合わせる算段。

果たしてスプリングス日吉なるいかにも温泉臭のする名前の道の駅があることがわかり、深夜そこに直行したのだった。

スプリングス日吉は日吉ダムのふもとに鎮座している。
温泉の他に温水プール岩盤浴などもあり、隣にはキャンプ施設もある。
この一帯が一大レジャー施設となっているような印象の土地だ。

朝5時に目が覚めて、まだ温泉の開放まで時間があったので、周囲をドライブしたりダムを散策したりした。
ダムという施設にはどこか惹かれるものがある。
ぱっと見どのような仕組みになっているのかよくわからぬ怪しい感じが好きなのかもしれない。
さらに、今回は不覚にも取り逃がしてしまったけれど、全国の著名なダムごとにダムカードなるコレクションアイテムがあるらしいではないですか!
いつかダムめぐりもしてみねばと思った。

温泉はというと、うたた寝の湯なる風呂にすっかりハマってしまった。
高さのあまりない浴槽内に薄く温泉が敷いてあって、その上に仰向けに横たわり、背中側だけ半身浴するのだ。
その湯も屋外にあり、先日の蛍街道西ノ市と同じく、寒さと温泉との刺激が調和して、いつまでも入っていられる心地よさを作り上げていた。
あまりにも快適なので、そのまま友人のことを忘れてうたた寝しようかな、なんて誘惑に駆られたり…
通常の露天風呂もすごく良かった。

温泉を出て11:00、スプリングス日吉内のレストランで昼ごはんを頂いたでござる。

たしか味噌とキノコ、山椒などの入ったラーメンで、チャーシューもこんがりとろけていたっけ…
滋味があって美味しかった。

スプリングス日吉、また行きたい。


友だちと会ったのは13:30、京都のイオンモール内の映画館でだった。
まず劇場版五等分の花嫁を観よう、という約束だったのだ。

泣いた。

それから彼にプレゼントを渡した。
劇場版の公開に合わせて北九州の一宮神社で五等分の花嫁のコラボ企画があったのだけれど、これが全国3箇所でしか行われていないというイベントで、限定お守りなどが販売されたのだった。
私はたまたまその神社の割と近くに住んでいて、彼が五等分の花嫁のファンなのも知っていたから、お守り、御朱印帳、そして特製おみくじをプレゼントしようと思ったのだ。
やはり対面すると、本当に喜んでくれたかよく分かる。

ちなみに彼は一花推しで、私は映画が初見だった。
おみくじは私が末吉、彼が大吉。
拙者の運気を分けたのでござるよ!とかふざけて言ったら大笑いしてたっけ…

それからせっかくの御朱印帳ということで、伏見稲荷大社に参って御朱印をもらった。
さすがに233mの頂上まで登り切る元気はなかったけれど…
ところで御朱印は寺でももらえるよ、というと、彼は寺にはあまり惹かれないね…と言った。
寺には巫女さんがいないかららしい。

最後はラーメンで会食して別れた。

これは見た目からして絶対美味しいやつでござる。
太っ腹にも、彼は京都までの旅路を労って、トッピング全部のせ+ミニ豚キム丼セットだと言うのにご馳走してくれた。
多謝…!

ネームにもアドバイスくれた。
内容は仕上げに反映されるだろうけれど…やはり同じクラスで絵を描き合ってた仲間と話してると、それだけで意欲が湧くのだった。

また機会を見つけて会いに行きたいで候。


そして、夜この夜が上の幽霊山道の話に続くのでしたとさ。
めでたしめでたし。

それではまたいつか…