厭世庭園

As good as it gets

日記2022/11/3

今日はプロレスを観戦したりサンドアート展を見に行ったり、いろいろあった1日だった。

九州プロレスが隣町に来ていた。

しかも入場料無料!

有料でも観に行っただろうけれど、これはもう行くしかない!とかなり前から決めていた。

山吹色のユルキャラっぽいのは町のPRキャラクターびわ美、奥の扉から登場したのだが、横幅がギリギリで挟まってしばらくプルプルしてたっけ…

係の人がフンフン絞ってやって、どうにか会場に入れたような。

1試合目はめんたい☆キッド&桜島なおきvs佐々木日田丸&S・S・キシャーンによるタッグマッチ。

キシャーンが技をかけるときの。「ヒョアーッ」って感じの奇声は癖になりそうだし、桜島と佐々木日田丸のチョップ、キックの応戦も熱かった。

最後はめんたい☆キッドが華麗な飛び技でキシャーンから3カウントを奪ったのだった。

技の名前は多分めんたい☆スプラッシュ、トップロープから飛んで空中で前転してボディプレスを決める大技だ。

終始つい前のめりになって観てしまった…

やはりめんたい☆キッドは格好いい。

蛍光ピンクのコスチュームも最高にイケてる。

第2試合は野崎広大vsばってん✕ぶらぶら

九州王者の野崎広大にかなうべくもなくばってん✕ぶらぶらは玉砕するのだが、金的など姑息なファイトで楽しませてくれたのだった。

最初の1分は野崎が一切攻撃しない、という滅茶苦茶な特別ルールを許してもらったぶらぶらだが、張り手や体当たりなど、技を出したぶらぶら自身が野崎の肉体に弾かれてダメージを受けるさまは憐れを誘った。

野崎選手のシリアスな試合も見てみたい。

セミファイナルは仙台女子プロレスから岩田美香vs愛海

愛海選手のフォー!という叫び声は、先のキシャーン選手と同じくらい癖になりそうだった。

ファイナルは阿蘇山vsギアニー・ヴァレッタ

ヴァレッタ選手はマルタ共和国出身で、マルタの力道山と呼ばれているらしい。

192cmの大男が銀のチェーンを振り回して入場したり、場外乱闘で椅子をかき分けながら会場を練り歩いたりするさまはすごい迫力だった。この大会はマスクをしていたら声援OKのことだけあってすごいサービスだ。

ガチでビビって逃げ惑ってる子どもたちもいたっけ…

 

対する阿蘇山は標高1592mの重量級。

円錐形の山形をしたなんとも言えぬマスクが夢に出てきそうな出で立ちだ。

子どもたち人気が高く、阿蘇山コールで幾度となくピンチから立ち上がっていた。

今回の試合は阿蘇山がマグマスプラッシュでヴァレッタ選手をやぷった。

 

やはりプロレス観戦は楽しい。

12月には長崎は平戸でまた観戦無料の大会があるそうな。

ぜひ見に行けたらと思うのだった。

 

砂像展では、世界中のトップクラスの職人の作品を拝むことができて大いに感動した。

3年ぶりの開催で、テーマは乗り物であった。

アメリカのサンドアーティスト、ブルース・フィリップス氏の作品。

躍動感がすごかった!

こちらはロシアのバグラド・ステパニャン氏が手掛けた作品。

ゾウの皮膚の質感が真に迫っていて感動した。

こちらはシンガポールのジョヘン・タン氏の作品。

頭を入れたら食いちぎられそうな迫力である!

土日祝日にはささやかだけど花火の打ち上げもあって、ライトアップされた大量の砂像と映えていた。

 

幼い頃から15年ぶりくらいに砂像展を訪れたけど、終始ノスタルジーと感動が入り混じった妙な浮遊感に包まれていたのを覚えている。

鳥取の砂の美術館にも、何人かの同作家の作品が展示されているのを知って、また同県を訪れたい気持ちも湧いた。

もちろん来年のサンドアート展の開催も楽しみなのだった。

 

しばらくはまた、平和で平坦な日々が続くのだろうと思う。

それではまたいつか