厭世庭園

As good as it gets

鬼のおっさんと女の子 ~トレンドと作家性についての諸説を添えて~

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おっさん好き

以前描いた桃太郎のリメイクでは、鬼のおっさんが主役だった。

おかげでオジサン描くのがうまくなった。

サンキュー鬼。

 

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ここ数年は中性的な感じがトレンドらしい。

たとえトレンドでなくても、こんな感じが好みだから、たまたまトレンドと好みが一致してラッキーである。

 

 

ところでトレンドと作家性との関係は、作家志望の1人として常に考えていることだ。

多くの作り手が悩んでいることでもあるだろう。

 

これについては明確な答えが一つある。

ストーリー講師のジョン・トゥルービーは言っていた。

自分が好きで、多くの人も好きなものを書けと。

 

トレンドとは言っても、常に複数のトピックがあるもので、その中から自分が熱中できるものを探して描けばうまくいく可能性は高いだろう。

トレンドと作家性はトレードオフではないと思う。

 

完全に自分好みのニッチなものは、ブログに載せたり、同人誌にしたりすればいいし。

 

……マイナーな自分の好みをどうしても商業的な作品に入れたければ、作品のテーマにしっかり組み込んで、多くの人が楽しめるように全体の構造を考えるべきだろう。

 

先のトゥルービー先生の言葉の「多くの人が好きなもの」には、愛とか倫理とか、人々が普遍的に求めてきたものも含まれる。

 そういうものを主軸にして……脇を自分好みのニッチなトピックで固めれば、大衆を楽しませつつ作家性も濃縮できる作品を作れるのではないかと考えている。

 

映画でいうと「ブロークバック・マウンテン」みたいな。

あの作品はBLを扱ってるけれど、人間性や人を愛することについて真摯に考えられているから、多くのに受け入れられたのだ。

 

さて、プロフ欄に毎日18:00前後に更新とあるけれど、嘘っぱちもいいところ。

不定期更新に書き換えようと思ってみたり……

それではまたいつか